クルド自治政府国会議員およびクルド日本友好協会来日
【来日メンバー】
クルド日本友好協会理事長:ヌーリ・ラシッド・アリ氏、クルド商工会議所理事:アブドゥール・カリム・ムスタファ・オスマン氏、クルド自治政府国会議員/クルド自由党:バキール・カリム・ムハマッド・サリ氏(外交委員長)、セバハ・アーマド・ムスタファ氏(NGO会議理事)、クルド愛国党:タラ・タシーン・ヤシーン氏(人権委員会理事)、クルド日本友好協会:シルワン・サリーン・ハッサン氏
【来日目的】
クルド自治政府国会議員バキール・カリム・ムハマッド・サリ氏は、セバハ・アーマド・ムスタファ氏およびタラ・タシーン・ヤシーン氏とともにクルド自治政府国会議長のケマル・ケルクーキ氏の特命を受け、日本の各政党との関係構築のため来日した。
彼らは、クルドの国会議員は111名でありその内約40%にあたる42名が女性議員であることと、また政党が14政党あり、民主政治を行なっていることを伝えた。クルド自治政府国内には欧米を含め23カ国の大使館もしくは領事館が開設されており、日本にも正式領事館の開設の要望をし、より強固な関係構築を希望した。そして、日本に日本クルド友好議員団の設立を要望した。
クルド日本友好協会の訪日は今回で二度目となり、茨城商工会議所との提携および文化・芸術・スポーツの交流とともに、正式事務所の開設のために来日した。
以下はその交流記録である。
【11月25日】
初めての日本食。
【11月25日】
日本食を楽しむ様子。
クルド自治政府は日本の技術を学びたいと考えている。日本の大手企業は、最初は町工場から始まり現在に至ったことを説明。そして現在も日本の町工場が大手企業を支え、表面化しないものの、世界に誇れる優れた技術と特許を有している。
そこで、クルド自治政府農林大臣が100ヘクタールの土地を提供するという申し出もあるため、クルド領内における気候や地域性に合う技術を紹介した。
クルドでは自給率が低く、寒暖の差が激しい。急激な都市建設のため電力不足が懸念され、地球環境に優しい太陽光を利用した水耕栽培を紹介した。当協会では、日本の中小企業の技術を生かした日本村建設を提案している。
【11月26日】
グリーンテクノロジーインテグレーション社・赤澤芳樹殿による太陽光および水耕栽培の説明。
【11月26日】
東日本大震災の際にも実証された建築技術「WAWO構法」を、ミラクルマネージメント社・近藤眞殿より説明を受ける。
【11月28日】
当協会の顧問でもある石川多聞茨城県議会議員とともに茨城県を表敬訪問し、上月良祐副知事との会見。
【11月28日】
上月副知事とは、前回のクルド自治政府建設省の表敬訪問団を含め、今回で三度目の表敬訪問となる。
【11月28日】
クルド商工会議所からの記念品の贈呈。
【11月28日】
田山東湖茨城県議会議長に対し、クルド友好茨城県議団の設立要望を行う。
【11月28日】
茨城商工会議所連合会を表敬訪問。中里修三専務理事およびト部晴比古常務理事に迎えられる。
【11月28日】
クルド商工会議所理事アブドゥール・カリム・ムスタファ・オスマン氏より記念品の贈呈。
【11月28日】
茨城県庁にて。
【11月28日】
宇宙航空研究開発機構(JAXA)を見学。
【11月29日】
明治神宮にて、一般社団法人農山漁村資源開発協会主催による「収穫感謝と食の集い」に各国大使とともに招待される。頭山興助会長と記念撮影。
【11月29日】
世界各国の大使とクルド自治政府代表団として列席する。
【11月29日】
各国大使と名刺交換。
【11月29日】
写真撮影の後、正式参拝を行い、遊就館を見学した。
【11月29日】
靖国神社において正式参拝。小方孝次権宮司とともに。
【11月30日】
自由民主党衆議院議員・額賀福志郎前防衛庁長官に対し、顧問議員就任の要望および陳情。
【11月30日】
民主党衆議院議員・大畠章宏前経済産業大臣に対し、顧問議員就任の要望および陳情。
【12月1日】
拓殖大学にて、小倉克彦常務理事より日本における留学制度の説明を受ける。
【12月1日】
たちあがれ日本衆議院議員・園田博之幹事長(前内閣官房副長官)に対し、顧問議員就任の要望および陳情。
【12月1日】
クルド日本友好協会のメンバーは、頭山興助会長とともに今回で二度目の会見となる。